★治療効果が高かった症例

症例①

円形脱毛症(その1)

年齢:9歳 性別:男 身長:137.7cm 体重:30.6kg

<主症状>
 後頭部のやや左側に2箇所(100円~500円玉大)の脱毛部がありました。

<随伴症状>
 鼻炎(鼻水)が小学校入学から続いています。  

<診断>
 問診と体表観察(顔色・舌・脈・手足の主要なツボ・お腹・背中などを目で見たりさわったりして観察すること)から、学校(いじめ)や家庭のトラブル(両親の離婚)やストレスが長引くことで身体に熱が生じその熱が頭髪に作用して起こったものと診断しました。

<治療方法>
 背中の右側の胆兪というツボに直径0.2mmの鍼を入れて7分間置きました。

<治療経過と結果>
 4回目くらいから脱毛部の中心にやや毛が生え始め、10回目くらいには太い毛がしっかりと生え、以降徐々に脱毛領域がせまくなり、塾などで多忙な為最終日となった19回目の頃にはほとんど目立たない状態にまで改善しました。その後、半年以上経過した頃に直接電話で確認しましたが、すっかり良くなり再発もないということです。

<考察>
 小さい頃から家庭のトラブルがあり、円形脱毛が発症する1年前くらいから学校でのトラブルが発生し、相当我慢してストレスを溜め込んでいたようです。本人の心の中までアプローチ出来たかどうかわかりませんが、鍼で長期間の緊張感や不安感から発生した熱を取ることで改善して行ったと推察しました。


症例②

円形脱毛症(その2)

年齢:39歳 性別:女性 会社員 身長:158cm 体重:52.0kg


<主症状>
 左側頭部に1箇所(直径3~4㎝)の円形の脱毛あり

<診断>

 問診と体表観察(顔色・舌・脈・手足の主要なツボ・お腹・背中などを

 目で見たりさわったりして観察すること)から、

 仕事やプライベートのストレスが原因と推察しました。

 

<治療方法>
 頭頂部のやや左側のツボと左耳の後ろのツボに

 強い反応があり、これらのツボを中心に

 直径0.1~0.2mmの鍼を数㎜~1㎝程度入れて

 5分間~10分間置きました。

 

 ※肩こりや腰痛の治療も合わせて行いました。

 

<治療経過と結果>

 4回目くらい(1週間)から脱毛部にやや毛が生え始め、

 10回目くらいには円形の縁に毛がしっかりと生えて

 3ヶ月を経過した現在、徐々に脱毛領域がせまくなってきています。

 

<考察>

 この方は、来院の前日くらいに入浴中に鏡を見てはじめて

 症状に気付かれて皮膚科を受診され、“半年くらいはかかるだろう”と

 言われてできるだけ早く治したいという事で来院されました。

 仕事で中堅としての役割やこの先の身の振り方など

 自分で思っている以上にストレスが溜まっていたようです。

 現在も継続治療中ですが

 薬の塗布や服用はされていません。

 

 ※以下の画像は、初診⇒32診目⇒43診目の変化を表しています。

 

 

 

症例③脱肛

 

年齢:51歳 性別:女 身長:156cm 体重:48kg

<主症状>
 20数年前から痔があり、ここ10年くらいは年に12回排便時に脱肛が起こる。しかし、普段は12週間くらいで治まる。
 今回は2ヶ月経っても治まらない。立って歩くと出てきてヒリヒリする。痛みは無いが気持ちが悪い。

<随伴症状>
 時々のぼせて背中が熱くなったり顔に汗をかき、めまいがすることがある。夜間尿が1回ある。

<診断>
 問診と体表観察(顔色・舌・脈・手足の主要なツボ・お腹・背中などを目で見たりさわったりして観察すること)から、腎臓や膀胱が弱っている為しっかりと直腸を持ち上げられず脱肛が起こりやすい状態にあると判断しました。

<治療方法>
 右側の内くるぶしの直下にある照海に直径0.18mmの鍼を入れて7分間置きました。

<治療経過と結果>
 4回~5回目くらいまでは一時的に治まるも直腸が出たり出なかったりを繰り返しているようでしたが、7回目の頃には出ることが少なくなり出ても違和感がない状態でご本人曰く「90%くらい治まっている」とのことでした。最終の8回目にはほぼ良い状態で「しばらくこれで様子をみる」とのことでした。

<考察>
 閉経を1年前に迎え年齢的にみても、ちらほら更年期の症状がでているようです。そんな中で夜間尿はこの年にしてはやや早いかな?と感じました。元々20代から脱肛が起こりやすい上に更年期を迎え徐々に腎臓や下半身に弱りが出てきたことでなかなか脱肛が治まらなかったのではないか?と推察します。幸い腎臓の弱りは大したものではなかったので8回という早さで治癒しました。

症例④逆子

 

年齢:32歳 性別:女 身長:164cm 体重:?kg

<主症状>
 妊娠8ヶ月目くらいに産婦人科で逆子と診断され、逆子体操やお灸テープなどで一時戻った。しかし、9ヶ月目に入って再び逆子と診断される。再来週の診察で戻らなければ帝王切開する予定。今回が2回目の出産で、もうすぐ妊娠10ヶ月目に入るところである。

<随伴症状>
 他の症状はとくにないが、過去に胆のうに砂が溜まり胆のうを摘出したことがある。

<診断>
 体表観察(顔色・舌・脈・手足の主要なツボ・お腹・背中などを目で見たりさわったりして観察すること)とくにおへその右上から右横辺りがボコッと膨らんでいる(胎児?)。典型的な逆子で、身体の左右のバランスを整える必要があると判断しました。

<治療方法>
 足の内くるぶしの上56cm辺りにある左右の三陰交、足の小指のツメの付け根の外側にある左右の至陰、腰の背骨の線上にある命門というツボにそれぞれお灸をしました。

<治療経過と結果>
 1日おきに計2回の治療をしましたが、1回目の夜に胎児が動く感じがあったそうで、数日後「検査時に産婦人科の担当医が驚いていた。」という報告を受け、その後人づてに元気な赤ちゃんを出産された事を聞きました。

<考察>
 とにかく、タイムリミットが2週間ほどしかなく、お灸は熱く少し痕が残るというリスクがあるにもかかわらず快く納得して頂けたので2回という早さで戻すことができました。過去に胆のうに砂が溜まり胆のうを摘出したことがある。という事からも左右のバランスを崩し易い状態にあったのをお灸治療で改善できたと推察しました。



症例⑤逆子

治療日:平成20111()くもり

Kさん (32) 看護師 

【治療時の状態】

妊娠36週目

膣炎になり一時抗生剤を服用

赤ちゃんの位置が動きやすい

過去の診察は2~3回は正常だった。

2週間前にお腹が痛かった。

第一子(2)一時的に逆子だったが体操で戻った。

 今回が2回目の妊娠

 (その他の症状)

 疲れたら足がだるい足裏にサロンパス、ふくらはぎにエアサロンパス

           をしたりしてしのぐ

 <コメント>

この方は妊娠36週目ということもあって

急遽連絡が入り、往診でご自宅にお伺いする形で

治療させて頂きました。

経験上、妊婦さんはベッドで寝て治療するのは

大変苦痛を伴うということから

ダイニングの椅子に普段とは逆向き

(背もたれに上半身の胸腹側を向けて

座面にまたがる様にして)

に座って頂き

 
診察をして治療しました。

 
お灸は、少し熱いですが

直接米つぶの半分くらいの大きさのもぐさを

命門(腰の中央にあるツボ)に十五回して

その後に

左三陰交(足の内くるぶしの上にあるツボ)

(はり)をしました。


この1回の治療の後、逆子は正常に戻り

無事に元気な赤ちゃんが生まれたとの報告を受けました。

 

 

 

症例⑥夜尿症(おねしょ)

 

TFさん (11) 小学5年生   

  

身長130㎝ 体重27㎏ 
 

【初診時の状態】

 尿検査などは異常なし

 大体3日に1回くらいの間隔で夜尿症がある。

 量としてはちょっとの日もあるし

  布団にシミが出来るくらいの日もある。

 家庭環境なども問題なし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<治療>

  初診時の治療は、

 写真の左端のローラー鍼と

  左から2つ目のイチョウ鍼

  を使って、頭の先から足の先

  首から背中までの皮膚をさする様にして

  血液の循環を良くし

 

 温灸を腎や膀胱の働きを良くするツボに

  繰り返し3回行ない

 

 最後に緊張感のあるツボをいくつか選んで

   写真の右から3番目の銀鍼で

   体の緊張感を弛める

 

    といった治療を行いました。

   同様の治療を週に12

   全部で63回続けました。

 

 <結果とコメント>

 最初の2か月くらいでまず1回のおねしょの量が減り

 〝布団まで濡れる事がなくなった。

 という事をおっしゃいました。

 

 45ヶ月目くらいになるとおねしょの頻度も減り

 1週間の半分はおねしょがない状態になり

 

 6カ月目を過ぎると56日は

 おねしょがない状態になりました。

 これくらいの時期に

 3日間のクラブの合宿があり

 おねしょせずに済んだという報告を受けました。

 

 最終的に、

 おねしょをする事の方が珍しい感じになり

 修学旅行も無事に終えて、

 現在は元気に中学校に通われています。

 

 

 

症例⑦不妊症

 

年齢:33歳 性別:女 身長:157cm 体重:52kg

<主症状>
 29歳の時に一人目の子供を出産したがその後、不妊専門病院に通院するも3年間子供が出来ない。

<随伴症状>
 腰やお尻の辺りが重だるく痛む、何かの拍子に左足の中指がしびれる、一人目を産んでから夜間尿1回(冬場は2回)、秋口の花粉症がある

<不妊専門病院での不妊治療の経過>
 検査で本人・夫共に全て正常。
 6ヶ月、タイミング指導(排卵日に合わせて性交)効果なし
 5ヶ月、薬物療法(クロミッド卵胞発育促進・HCG注射排卵誘発剤・黄体ホルモン高温期を保つ)基礎体温は問題なかった。効果なし
 人工授精効果なし

<診断>
 問診と体表観察(顔色・舌・脈・手足の主要なツボ・お腹・背中などを目で見たりさわったりして観察すること)から、ストレスに影響され易い体質に加え、一人目の出産後に腎や下焦の弱りが増長したために妊娠しにくくなっていると診断しました。

<治療方法>
 主に右側の足の親指と人差し指の間(太衝)というツボに0.18mmの鍼を入れて7分間置きました。

<治療経過と結果>
 病気が病気だけに妊娠というはっきりとした結果が出るまでいい方向なのかどうなのか患者さん自身も相当迷われていましたが、産婦人科と同様に体温測定だけはほとんど欠かさず測って頂き経過をみる助けとなりました。随伴症状の夜間尿は年齢にしてはあまりにも早すぎる感じがありましたので、この夜間尿の変化を追うことも参考にして行きました。すると、67回目辺りから夜間尿がない日が続くようになりほぼ完治するという程になりました。メインの妊娠に関しては24回目の来院の際に産科医院にて妊娠を確認できたという報告を受けました。また、うれしいことに治療によって下半身が強化されたことで腰やお尻の症状も改善しました。本当は出産直前まで安定した状態をキープするために安産の治療を継続してもらいたかったのですが、病院を含め長い間の通院生活に疲れたようで26回目を最終日に治療を中止しました。

<考察>
 この方はそれまでの不妊治療がうまくいかなかった事もあり、かなり慎重になっておられ、まずメールでのやりとりを何度かし1度治療抜きで診察のみで来院され、数日後納得された上で治療を開始しました。治療開始後も幾度となく不安や心配を口にされ、その度にメールなどで励ましがんばって続けていただきました。性格的にやや不安定になりやすい傾向があり、加えて一人目の出産時に腎や下半身を弱めた事で妊娠が困難な状態にあったと考えられます。それをご本人の頑張りと鍼でストレスによる影響を改善することで結果的に下半身の弱りを補い、妊娠しやすい状態にもって行けたと考えています。不妊という結果が出るまで不安な症状ですが他の症状が改善していく中で最終的に目標を達成でき、非常に患者さんと共に喜びを感じられた症例でした。

<その後>
 無事に3610gの元気な男の子を出産されたというメールを頂きました。

 それから1度左腰臀部に違和感を覚えて来院された際に18ヶ月を迎えた可愛い息子さんの写真を

 撮らせていただきました。

 

 

症例⑧ダイエット①

年齢 27歳 主婦 ATさん

 

身長145㎝ 

 

<初診時>

体重47.2㎏ 体脂肪30.50% ウエスト73.2㎝ ヒップ96.1㎝

 

二の腕(左)23.5㎝ 二の腕(右)23.2㎝ 

 

 

 

 

 

<8か月後>

体重40.3㎏ 体脂肪22.0% ウエスト64.5㎝ ヒップ85.3㎝

 

二の腕(左)22.0㎝ 二の腕(右)21.5㎝ 

8か月で 体重  47.2㎏⇒4.3(-6.9)

症例⑧ダイエット②

通院当初に履いていたジーンズがこんなにブカブカになりました!

45歳 主婦H・Hさん  身長159cm

 

5ヶ月で -8.5

 

初診時 体重59.2㎏ 体脂肪率32.0%

             

38診目 

(5か月)体重50.7㎏ 体脂肪率24.5%

 

 

<コメント> 

この方は最初、

 

40歳前位から代謝が落ち体重が落ちにくくなったという事で来院されました。

 

運動不足も気になるので自発的に

 

自宅から当院まで徒歩で30分程かけて2続けて来院頂きました。

 

割と早い段階で効果があり、食欲も以前よりかなり抑えられたようで

 

習慣だった夜のアイスクリームを止められた。と嬉しそうに語られるのが印象的でした。

 

 

症例⑩ダイエット③

T・Sさん 33歳 ОL  身長:150cm 体重:56kg

20回(4か月)の治療で
体重  56.0㎏⇒44.1(11.9)

体脂肪率 

        36.5%22.5.%(14.0%)


<来院時の状態>
 
 ●7年前から15kgぐらい増加
 よく食べるのが直接の原因(本人談)
 食欲はあり(7年前から食事量が増えている、間食はおやつを食べるのがクセになっている、好
  きな食べ物は麺類
 排便は11回やわらかい、元々は便秘で硬いが1ヵ月半前から黒酢を飲み治っている。黒酢で体
  重の変化はない
 運動はしていない
 薬はビタミンCをとっている。
 目標体重は42kg

<診断>
 
 問診と体表観察(顔色・舌・脈・手足の主要なツボ・お腹・背中などを目で見たりさわったりして観察すること)から、ストレスに影響され易い体質からそれをまぎらわすかのように食欲が徐々に増加し、いわゆるストレス食いのような状態が続いており習慣化することでさらに食欲が増加して悪循環になっていると判断しました。

<治療方法>
 
 初回の治療
  食欲を抑えることを目的としてツボ探索器による耳の反応点に微小な鍼(太さ0.12mm)を皮膚
  と平行に0.1mm程入れ、中カン(お腹のおヘソとみぞおちの間)、左右天枢(ヘソから外へ5
  6cm)、小野寺臀部(お尻のやや上で横あたり)に温灸(痕の残らない熱くないお灸)をそれ
  ぞれ2回ずつし、ストレスによる影響を緩和する為に左の肝兪(背骨の外23cmのラインで肩
  甲骨の下端から24cm下あたり)に太さ0.26mmの鍼を入れ7分置きました。
 
 2回目以降の治療
  ほぼ同様の処置で週1回通院していただきました。耳に関しては1週間おきに左右を入れ替えて
  片方ずつ鍼を入れました
 
 養生指導としては、治療しているからといって安心して食べ過ぎないこと。減らそうという意識
  を常に持つこと、軽い運動からでもいいから毎日続ける事。などをお伝えしました。

 

 

<考察>
 この方は非常に優等生といいますか、私の養生指導以上に頑張って運動して頂きましたし、治療にも週1回きっちり通って頂きました。もちろん鍼治療の効果もありますが、気合を入れて来て頂けた事がより一層12kg減という劇的な効果につながったと考えています。何ごともやる気と根気ですかね・・・。